電子書籍専用のタブレットが登場した後、スマートフォンタブレットで手軽に利用できる様々なアプリが急増しました。漫画も例外ではなく、現在もたくさんの無料漫画アプリ課金制漫画アプリがあります。これによって、より多くの人が書面ではなくデジタルで漫画を読む時代になりました。一方、SNSの普及によって、誰でも気軽にツイートやステータス、写真を公開するようになり、デジタル漫画オリジナルイラストを投稿する人も増えました。ここでは、デジタル世界におけるウェブ漫画のお勧め作成方法とツールをご紹介します。

必須アイテム・ペンタブレット

ウェブで自作の漫画やイラストを公開したいと思った時に、一番最初に考慮するのは作品の作成方法です。今まで通り、漫画用紙にペンを使ってアナログで作成することもできますが、ウェブに掲載する際に画質が下がってしまう&ウェブとの相性がイマイチというのが実情です。そのため、多くのウェブ漫画家&イラストレーターペンタブレットを使って、板タブレットや液晶画面に直接描き込んでいます。ペンタブレットの大きなメリットは、筆圧が調整できる点です。マウスでも描くことができますが、その難しさはみなさんもよくご存知だと思います。ペンタブレットは1万円から入手でき、特に初めての購入の際は、圧倒的支持を受けているWACOMのペンタブレットがお勧めです。

最強の漫画作成ソフト

ペンタブレットとタブレットを使えば、基本的なイラストや簡単な漫画(4コマ漫画や全編手書きの漫画など)は作成できます。しかし、本格的な漫画をウェブで公開したい場合、マルチ機能が搭載された漫画作成ソフトが便利です。特におすすめなのが、株式会社セルシスから発売されている大人気シリーズCLIP STUDIO PAINT EX(通称クリスタ)です。購入方法は一括ダウンロード、毎月払い(50か月払い!)、保証や無期限使用権利がセットになったパッケージがあります。そのクオリティユーザーエクスペリエンスは高く、素晴らしいペンタッチ、細かい作業も一括自動生成トーンが使い放題など、効率よく漫画を描きたい人にピッタリです。初回投資は勇気が要りますが、プロ顔負けのウェブ漫画を作成することができるでしょう。

人気急上昇中のウェブ4コマ漫画

近年増えているのが、SNSオリジナルの4コマ漫画を投稿して、人気が出れば書籍を出版するアマチュア漫画家たちです。昔は漫画雑誌のトライアルやコンテストに応募&持ち込み営業をして、連載を獲得する人がほとんどでしたが、ウェブが発達した現在では、自分のSNSアカウントで自作漫画やイラストを公開してマーケティングするのが一般的になってきています。NoteインスタグラムYouTubeでもたくさんの漫画家やイラストレーターの卵たちが思い思いに作品を公開しています。デジタル出版にすれば大幅に費用を抑えられるので、作品が仕上がったら出版する人もいます。人気のあるテーマは、育児、恋愛、人生、介護など、多くの人が共感できるリアルな内容なのも特徴です。